ハウス・ジャック・ビルト


ハウス・ジャック・ビルト
(デンマーク・フランス・ドイツ・スウェーデン/2018年/監督:ラース・フォン・トリアー/152分)
 
ここ最近鑑賞した映画の中で飛び抜けて
衝撃的だった異端作「ハウス・ジャック・ビルト」
 
昔からシリアルキラーものには目が無く・・
主人公の殺人鬼・ジャックによる12年間の軌跡。
 
この作品だけは目を伏せたくなるシーンさえも
徹底的に殺人を描く監督の拘りっぷりが実に清々しい力作。
じっくり丁寧に殺しの描写・・変態すぎる監督ラース・フォン・トリアー。
 
ジャックの夢は建築家になること。
 
「house」は住む人があって初めて成立する「家」のはずが
骨組みだけを作っては壊し、
合間には殺人を繰り返すジャックの異常っぷり。
 
本人は建築家としてもシリアルキラーとしても
意味があるようで無いような
謎の美学を貫く。
 
予告にもあるドラクロワ「ダンテの小舟」さながらのシーンも
破壊力がすごかった・・
 
劇中挿入歌にはグレン・グールド、
レイ・チャールズやデヴィッド・ボウイが使われ
殺人を肯定し昇華させるような演出がたっぷり。
 
キャストや音楽のセレクト、
映画の中の芸術への比喩も
細かい演出がこれまたすごい。
 
たまにはこう言う映画もすごく良いなぁ!
 
すごいものを見たような気がして、
その後のアドレナリン止まらなかった・・
 
私的には間違いなく観るべき作品ですが、
賛否両論あるので
興味ある方は是非!