LUCKY


LUCKY
(アメリカ/2017年/監督:ジョン・キャロル・リンチ/88分)
 
先日、UPLINKさんにて配給予定の
ジョン・キャロル・リンチ監督作品、
ハリー・ディーン・スタントン主演、
「LUCKY」
の試写へ行って参りました。
 
2017年9月に91歳で亡くなった
ハリー・ディーン・スタントン
の最後の主演作品。
(ヴィム・ヴェンダース監督「パリ、テキサス」主人公トラヴィスを演じられた方!)
 
ハリー・ディーン・スタントンが
デヴィッド・リンチ監督「ワイルド・アット・ハート」(1990)で
私立担当ジョニーを演じて以来、監督とは親交があり
今回ハリーに敬意を表してデヴィッド・リンチは俳優として登場しています。
この映画での2人のやりとりはこの2人だから成せる自然な雰囲気。
 
映画の中でのLUCKYと言う気難しい老人は
演じることを超越した熟練の俳優ハリー・ディーン・スタントンにしか
成せない存在感でありました。
ハリーの俳優人生の一番の心情は”演じない”と言うことらしかった。
全てのことが、そもそもそこにあるかのようでとても自然に感じられました。
 
ストーリーはハリー・ディーン・スタントン演じる
LUCKYの死生観が大いに描かれています。
タバコを吸いながらヨガをしたり(!?)
死に対する矛盾からストーリーは始まり、
徐々に死に向き合い、恐怖を克服し、受け入れ、
無常だと悟っていきます。
 
とてもほのぼのとした一人の老人の世界を描いた作品かと思いきや
誰しも訪れる「死」との向き合い方、受け入れ方を
自然に教えてくれる作品です。
 
ハリー・ディーン・スタントンがこの作品を最後に亡くなったというのも
不思議な繋がりを感じます。
 
公開は3月17日(土)新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか
全国順次公開予定です。
 
オフィシャルサイト