ROMA


ROMA
(メキシコ・アメリカ/2018年/監督:アルフォンソ・キュアロン/135分)
 
もうかなり前に観た映画なのに忘れられなくて
今に至る。
 
Netflix制作の映画だって。
映画業界的には新しい形での映画だと言えるのかもしれないです。
 
前編モノクロで描かれたこの作品は
70年代のメキシコが舞台で
ある家族と家政婦として働く若い女性クレオの話。
 
映画って本当にたくさんあるけど
私はこう言う作品はとても好きだなぁと思った。
 
ヒューマンドラマは
とても自然体に丁寧に描かれるべきだと思うし
人生の視点って一つだけじゃない。
 
幸せと不幸せはいつも一緒にあるし、
生と死も隣同士にあって、
愛おしく平穏な日々の中に切なくて残酷な瞬間は何度も訪れる。
 
アルフォンソ・キュアロン監督は
ストーリーに加えて
シーン毎に見事にその感情を描き切ったと思う。
 
ものすごく良い映画ってこう言う作品のことだと思う。
 
素晴らしいの一言。